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お客様に寄り添うための、認知症の基本知識(9)
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2026年02月24日
【介護】
*この連載では、認知症を遠ざけるために、わかりやすく・すぐに実践できる習慣や知識をお伝えします。 「キレる、イライラや怒りっぽくなるのは、脳の衰えです」 「最近、些細なことでイラッとする」「感情の起伏が激しくなった」 こうした変化を、年齢や忙しさのせいだと片づけていないでしょうか。 実はそれ、脳の衰えが関係している可能性があります。 感情をうまく抑えられない状態は、性格の問題ではなく、脳機能の変化として説明できることが、近年の研究で分かってきました。 ◇感情を抑えられないのは子どもだけではない 小さな子どもが思いどおりにいかず泣いたり、駄々をこねたりするのは、感情を抑制する脳の部位がまだ十分に発達していないためです。 一方で、重度の認知症の方が暴言や暴力的行動を示すことがあるのも、理解力や判断力が低下し、不安が高まることで感情を抑えられなくなるためだと考えられています。 このように、感情の抑制力は脳の状態に大きく左右されるのです。 ◇怒りっぽさは「脳老化」のサイン 認知症に限らず、加齢によって脳の機能が低下すると、怒りっぽくなる、涙もろくなる、不安が強くなる、集中力が続かないといった変化が現れやすくなります。 感情のコントロールが効かなくなってきた状態は、典型的な脳老化のサインと言えます。 ◇感情のブレーキ役「前頭前野」 人間らしい判断や行動、感情のコントロールを司っているのが、額のすぐ裏側にある「前頭前野」です。 前頭前野は思考力、判断力、創造力などの高次機能に加え、「感情を抑えるブレーキ役」も担っています。 しかし、この前頭前野の働きは20歳前後をピークに、加齢とともに徐々に低下していきます。その結果、感情の老化が進み、怒りっぽさや無気力、不安感として表れやすくなるのです。 ◇現代こそ重要な「感情コントロール力」 日々、顧客対応やクレーム対応、社内調整など、感情のコントロールが求められる場面が多くあるのではないでしょうか? もし「以前より感情的になりやすい」「対人関係で疲れやすい」と感じたら、それは心の弱さではなく、脳のコンディション低下かもしれません。 早期対策で抑制力は取り戻せる 前頭前野の衰えは、早期に気づき、使い続けることで回復が期待できます。 効果的なのが、感情や行動を意識的に抑える力を鍛える「行動抑制」の脳トレです。 やってみよう!抑制力を鍛えるトレーニング 利き手は、「グー・パー・チョキ」 もう一方の手は、「パー・チョキ・グー」の順で動かします。 1)まず片手ずつ練習 2)次に同時に動かす 3)できるだけ早く正確に 4)30秒で4回を目標に繰り返しましょう 感情を整えることは、仕事の質を守ること。 それは将来の認知機能低下への、身近で実践的な予防策でもあります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【展示会出展のお知らせ|ヘルスケアIT2026】 NeUは、2026年2月25日~27日に東京ビッグサイトで開催される「ヘルスケアIT2026」に出展いたします。 認知機能のチェック・トレーニングを通じた、高齢者の健康寿命延伸や働く世代の能力開発に向けた脳科学ソリューションをご紹介します。 また2月25日(水)には、川島隆太博士が出展社セミナーに登壇します。(*事前申込制) 【会期】2026年2月25日(水)~27日(金) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 次回は、第10回「調理は認知機能をアップさせる!外食より自炊で脳はよく働く」をお届けします。 (株式会社NeU ブレインフィットネスユニットマネジャー・認知症予防専門士) |
