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め・て・みみ ~住友生命、Finatext、アイリック3社が比較推奨販売支援AIソリューションを共同で開発
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2026年09月29日
【ニュース】
9月28日、住友生命、アイリックコーポレーション、Finatextの3社は、乗合保険代理店向け デジタル支援ソリューションを共同開発を開始すると発表した。約款レベルの証券分析、顧客意向の把握、複数商品の検索、一括試算による商品比較、推奨理由の整理、対話履歴等の証跡作成をデジタル上で、AIも活用しながら一体的に支援するソリューションとしては業界初となる。 保険募集を巡る制度環境の変化を踏まえ、今回のソリューションでは、顧客との対話を通じた意向把握から商品提案、比較推奨、証跡管理までの募集プロセスを、AIとデジタル技術により一体的に支援するものだ。これにより、代理店の自立的な業務運営を後押しするとともに、業務負荷の軽減や保険募集人の提案品質の向上を図り、顧客が納得感を持って保険加入を検討できる環境づくりに貢献する。 乗合代理店の比較推奨販売に関する指針は2028年4月から施行となるが、それに向けて住友生命では、2027年度にも、顧客に合った保険商品短時間で提供できる保険提案AIソリューションシステムを、乗合代理店向けに「まずは保険販売ノウハウの少ない地方吟子ぷの窓口向けを想定する」(27日日経朝刊報道)などに提供する。 本ソリューションは、住友生命の保険募集・コンプライアンス運営に関する知見、アイリックコーポレーションの「ASシステム」が有する商品データベース・保険証券分析機能・一括見積機能、Finatextの生成AI・データ分析技術を組み合わせ、乗合保険代理店の募集管理態勢の高度化と募集品質の向上を支援するデジタルプラットフォームの構築を目指すものだ。また、住友生命グループのシングライフがデジタルテクノロジー分野で培った知見や顧客体験設計ノウハウも活用する。 住友生命グループは、ウェルビーイングインフラ企業として保険の役割・価値を拡げ、万一の保障にとどまらず、顧客のウェルビーイングに貢献していくという「拡・保険」の考え方のもと、様々な商品・サービス・取組みを提供しており、本ソリューションを通じて、乗合保険代理店の募集管理態勢の高度化を支援するとともに、顧客意向に沿った適切な保険提案を後押しすることで、顧客のファイナンシャルウェルビーイングの向上に貢献していく、としている。 <背景> 今般、乗合代理店における適切な比較推奨販売の確保等に向け、保険業法に係る内閣府令および監督指針の改正が行われた。乗合保険代理店には、顧客意向の的確な把握や意向に基づく商品選定、適切な比較推奨、募集プロセスの証跡管理など、これまで以上に高度な募集管理態勢が求められている。 一方で、顧客意向把握の質のばらつき、比較推奨の妥当性の確保、説明責任への対応負担、募集プロセスにおける証跡管理の負担といった課題が顕在化している。 さらに、募集人の経験やスキルによる提案品質の差や、複数保険会社の商品を比較・整理する業務負荷も業界共通の課題となっている。 こうした課題への対応と、顧客本位の業務運営のさらなる推進を目的として、本ソリューションの開発に着手した。 加えて、保険会社と代理店の関係をめぐっては、保険会社から代理店への過度な便宜供与や出向者等を通じた販売支援のあり方が見直され、代理店自らが顧客本位の業務運営を主体的に実践できる態勢の整備が求められている。 本ソリューションは、これまで人的支援によって行われてきた態勢整備支援の一部を、デジタル技術やAIによる支援へと転換することで、代理店が自立的かつ継続的に適切な保険募集を行うことを支援するものだ。 <本ソリューションの概要> 本ソリューションは、顧客とのコミュニケーションを通じた意向把握から商品提案、比較推奨、証跡管理までの募集プロセスを、AIおよびデジタル技術により一体的に支援するものです。 本ソリューションでは、AIエージェントが、顧客との対話内容や既契約情報などを分析し、追加ヒアリング項目の提案や顧客意向の整理、商品候補の抽出、提案理由の提示などを支援する。これにより、保険募集人の経験やスキルに関わらず、顧客意向に沿った合理的で説明可能な提案を行える環境の構築を目指す。なお、最終的な提案内容の確認および顧客への説明は、保険募集人が行う。 また、本ソリューションは、特定の保険会社または特定商品の優先的取扱いを誘引しないためのインフラ整備でもあり、比較対象商品の範囲や候補商品の抽出などにおいて、代理店または特定の保険会社の意向により商品選定が偏ることのないよう、中立性および透明性の確保を開発方針の重要なポイントに位置付けている。 <本ソリューションにより期待される効果> ・乗合保険代理店 募集管理態勢の高度化、業務負荷(比較推奨の妥当性確保、保険商品説明への対応負担、保険募集プロセスの証跡管理負担)の軽減、保険募集人の経験やスキルによる提案品質の差を縮小 ・保険募集人 膨大な商品情報を自ら検索・比較しながら提案を組み立てるのではなく、AIエージェントの支援を受けながら、よりお客さまとのコミュニケーションや最終的な提案・説明に注力できる ・顧客 意向に沿った提案を受けやすくなる、比較理由・推奨理由が分かりやすくなり納得感を持って保険加入を検討できる <主な機能> 1)顧客意向の構造的把握 対話型デジタルインターフェースを活用し、ライフステージ、保障ニーズ、家族構成、将来の資金計画等を体系的に整理する。 2)AIによる提案支援 AIエージェントが顧客との対話内容、既契約情報および顧客属性情報を分析し、追加ヒアリング項目の提案、顧客意向の整理、必要保障額の検討支援、商品候補の抽出、選定理由の提示を行う。なお、最終的な提案・説明は保険募集人が行う。 3)比較推奨支援 複数商品の比較結果に加え、推奨理由および非推奨理由を可視化し、比較推奨の妥当性および説明責任への対応を支援する。 4)証跡管理・監査対応 顧客との対話履歴および検討プロセスを記録・保存し、提案内容の適切性の検証および内部監査への対応を効率化する。 <3社の強みを活かした募集支援基盤> ・住友生命が有する保険募集(販売管理態勢)・コンプライアンス運営の知見 本ソリューションの役割では、募集管理態勢やコンプライアンス要件の設計を通じて、顧客本位の業務運営に資するサービス設計を支援する。 ・アイリックコーポレーションが提供する「ASシステム」の商品データベースや保険証券分析機能、複数保険会社の商品比較機能(具体的には、保険商品情報を体系的に蓄積した商品データベース、約款レベルで整理された詳細な商品情報、複数保険会社の商品を横断した一括見積機能、既契約分析を可能とする保険証券分析機能) 本ソリューションでの役割は、顧客意向に基づく客観的かつ網羅的な商品比較を実現し、比較推奨の透明性と納得性の向上を図る。 ・Finatextが有する」生成AI・データ分析技術と金融機関向けのシステム開発、保険ビジネスプラットフォーム「Inspire」等で培った金融・保険領域の知見。金融機関向けシステムのAIソリューション「Finstage」のうち、顧客情報の自動連携とライフプランシミュレーションで提案業務を支援する「Finstage マネーコンシェルジュ」を全面的に採用。同サービスは、IFA=独立系ファイナンシャルアドバイザーをはじめとする金融事業者への導入実績を有している)で培った知見を活かし、募集プロセス全体を支えるAI募集支援基盤の開発を担う。乗合保険代理店における募集品質の向上と業務運営の高度化を支援するデジタルプラットフォームの構築を目指す。 本ソリューションでの役割は、顧客意向の整理、追加ヒアリング項目の提案、必要保障額の検討、商品候補の抽出、選定理由の整理、証跡作成等を支援し、募集品質の均質化と業務効率化を目指す。 これらに加えて、住友生命グループの海外子会社であるシンガポールのシングライフが培ったデジタル保険分野の知見(デジタル顧客接点の構築ノウハウ、データ活用による提案高度化手法)や顧客体験(CX)設計の知見、デジタル保険プラットフォーム運営ノウハウも取り入れ、顧客本位の業務運営の実現と、乗合保険代理店の自立的な成長を支援していく。これにより、グループ内外の強みを融合し、先進性と実用性を兼ね備えたサービス提供を実現していく。 <今後の展望> まずは、プロトタイプを開発し、金融機関向けの展示会への出展や、乗合保険代理店へのプレゼンテーションを積極的に実施する。要望や意見を収集し、機能改善やサービス設計に反映することで、利用者目線に立った利便性の高いプラットフォームの実現を目指す、としている。 今後については、3社の共同開発を通じて、コンプライアンス対応の高度化、AI活用による募集品質の均質化、比較推奨プロセスの高度化、データ利活用による代理店の自立支援を実現し、顧客本位の業務運営のさらなる推進に取り組んで行くとするとともに、今後も各社の知見・技術を結集し、募集品質向上と業務効率化の両立を実現する新たなサービスの開発・提供を進めていく、としている。 (中) |
