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編集後記(中崎)
2024年06月03日
【編集後記】
5月30日から2泊3日で旅行会社のツアーで釧路湿原と霧多布湿原を極める旅にかみさんと行ってきた。釧路湿原では、国の許可なしには踏み込めない、最深部キリコタン岬でのネイチャーガイド付きの往復5キロのミニハイクは、泥炭の湿原の植生を直に観察することができ大変興味深かった。ヨシやスゲに覆われた湿地に蛇行する釧路川、湿地特有の谷地坊主、樹木が育ちにくい貧栄養の泥炭・冠水地質で唯一高木としてハンノキが見られる。しかもそれが林化しているところもある。聞けば、根元に根粒があり、放線菌が共生して空気中の窒素を固定することが可能なため生育が可能となっているとか。しかも土壌流入や乾燥化が進みそれが急激に増えているのが問題になっているとか。塘路~釧路間をノロッコ号の車窓から湿原の蛇行する釧路川がみられ、しかもその数時間後には、同じ区画の釧路川を8キロにわたり、カヌーでオールを漕ぎつつ進むという貴重な経験もできた。そこでは、両岸が削られハンノキの倒木があちこち見られ、エゾシカやキタキツネとも遭遇できた。また翌日はルパン3世のモンキーパンチの出身地の浜中町を訪れ花咲線(浜中~釧路)に乗ったり、バスで厚岸・浜中地区の霧多布湿原の雄大な光景や太平洋の景色を楽しんだ。また厚岸水鳥観察館霧多布湿原センターでは、実際に湿原の鳥類の観察もできた。なかなかに充実した企画であった。食事は朝昼晩続けての海鮮丼には正直閉口したが、厚岸での昼食に食べた生ガキ3種の食べ比べや焼き牡蠣、牡蠣パスタなど実にうまかった。(中、体重85.4、体脂肪率28.6、内臓脂肪レベル11 InBody家庭版) |