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編集後記

2025年07月08日

 7月1日から4日まで、かみさんとJRを使い、東北の旅に行ってきた。奥入瀬渓流ホテル2泊、山形ホテルメトロポリタン1泊で、奥入瀬渓流と十和田湖遊覧、そして蔵王お釜が主たる目的だった。星野リゾート運営の奥入瀬渓流ホテルは7年前に泊まりフレンチレストランでの食事が良かったこと、雨のため奥入瀬渓流巡りも大変だったこと、時間足らずで十和田湖遊覧はできなかったことのため、今回は2泊し、ゆっったり過ごすことにした。

 この間ホテルのレストランのスタイルが依然と様変わりしていたことが想定外だった。基本夕飯も、ビュッフェ方式となって、フレンチもあるがテーブル数を絞り、高級化し特別料金(2万円強)が必要でしかも3日前までの事前予約が必要だったことはホテルのチェックイン時に初めて気づいたのは迂闊だった。旅の楽しみに一つは食にあり、ともいわれる中で、朝食はともかく夕食までまさかのビュッフェ方式とは想定外の展開だった。かつてはゆったり食を楽しめたが、今回はかなり騒がしい中で多様だが一貫性のない食事をとることになり、食における雰囲気の重要性を改めて痛感した。

 そんな中で、岡本太郎の遺作のブロンズ製の大暖炉2つ「森の神話」「河神」と、渓流の小道に何気なく設置された「カッパ」像をじっくり鑑賞できたこと、午後3時からのウエルカムドリンクサービスで陸奥八千特別純米が自由に飲めたこと、渓流を眺めながらの露天風呂が気持ちよかったこと、そして50分の十和田湖遊覧が素晴らしかったことが救いとなった。滞在中、中国からの旅行客などが非常に多かったことが以前とは全く異なっており、行楽とはいずこも同じ傾向にあるのだなと改めて再認識するとともに、旅や宿の選択の在り方を見直さねばと思った。

 送迎バスで八戸に出て新幹線で仙台まで行き、仙台からは仙山線で向かった山形では、駅に直結するホテルを取り、夕飯は、歩いて10分ほどの庄司屋本店で、おすすめの地酒秀鵬・亀の井純米吟醸(幻の山形天保そば保存会謹製)のロックを蕎麦味噌で。同店名物の田舎とさらしなの相盛もり板天そばを食べたが、コシがあり香りもよく、大変美味しかった。

 山形駅から蔵王お釜までは予約していたや山交タクシーの観光タクシー(3時間半2万円で貸し切り)を使ったがこれが大当たりだった。地元情報を知るには最高のガイドだと思った。今度は山形の酒蔵巡りなどもタクシーで行ってみたいものだ。途中蔵王温泉で足湯に案内されたり、亜高山帯のスノーモンスター(樹氷)になるトドマツが松くい虫の被害で立ち枯れが深刻化し、その対策として植林などの対策が取られつつあること、などいろいろ興味深い話が聞けて、しかもお釜では天候にも恵まれエメラルドグリーンの火口湖も見ることができ、コマクサやハクサンチドリ、マルバシモツケなどが見られた。道の駅に立ち寄ってもらい、直売所でサクランボ(紅てまり)の規格外品を購入することができた。締めは山形駅構内の平田牧場直営レストランで金華豚の厚切りロースかつを食べ、帰途についた。ともあれ、この旅で3キロ以上肥ってしまった。(中、体重87.0、体脂肪率26.3、内臓脂肪レベル12 InBody家庭)

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