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お客様に寄り添うための、認知症の基本知識(2)「脳の機能は、20歳をピークに直線的に下降、70歳からさらに下降」
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2025年07月22日
【プロの視点】
今回は、「なぜ物忘れが起こるのか?」をテーマにお話しします。 株式会社NeU取締役、東北大学加齢医学研究所教授の川島隆太博士は、記憶に関わる脳の働き「ワーキングメモリー」を“作業机”に例えて説明しています。若い頃は誰もが広い机を持っていて、複数の資料を並べてスムーズに作業できます。しかし年齢を重ねるにつれ、この机はだんだん狭くなり、並べられる資料も減っていきます。つまり、記憶容量が少なくなっていくのです。 このワーキングメモリーを担っているのが、脳の前頭葉にある「前頭前野」という部分です。ここは「考える」「記憶する」「感情をコントロールする」「判断する」など、人間らしい認知機能を支える重要な場所です。 しかし、この認知機能、つまり考えるスピードやワーキングメモリーの容量は、20歳前後をピークに年齢とともに徐々に低下していき、70歳を過ぎると、その下降はさらに急になります。 こうした変化にともない、「物忘れが増えた」と感じる方も多くなります。加齢による物忘れは、脳の自然な変化であり、認知症とは異なるものです。ただし、体験そのものを忘れるような場合は、MIC(軽度認知障害)や認知症の初期症状の可能性もあるため注意が必要です。「最近よく物忘れをする」と感じる方の多くは、病気ではなく年齢による変化であることがほとんどですが、何もせず放っておくと前述のように脳の機能は加齢とともに確実に衰えていくことがわかっています。 でも、ここで希望のある話をひとつ。脳は、何歳になっても鍛えることができます。 第1回でもご紹介した「スマートエイジング」(加齢を前向きに捉え、心身の健康を保ちながら自分らしく生きる、東北大学が提唱)という考え方では、心身ともに健やかに年を重ねるために、運動・栄養・睡眠・人との交流、そして認知刺激が重要とされています。 ウォーキングで体を動かし、栄養バランスのとれた食事を心がける。人と話す・笑う・つながる。読書や趣味、新しいことや少し難しいことに挑戦して、脳に刺激を与える。 その中に、「脳トレ」もひとつの手段として取り入れていただけたらと思います。 ワーキングメモリーを鍛えることで、脳の中の作業机を保ち広げることは、日々の生活習慣や小さな工夫の積み重ねで可能です。「年をとること」を前向きに捉え、今からできることを少しずつ。 脳の健康をサポートする「クラウド型 脳トレ」、今なら無料体験できます。 以下より""「体験キャンペーンを希望する」""からお問合せください。 https://www.active-brain-club.com/campaign/tob-insurance-demo/ 次回は、第3回「運転を安全に長く続けるには、認知機能の維持が重要!」をお届けします。 (株式会社NeU ブレインフィットネスユニットマネジャー・認知症予防専門士)https://neu-brains.co.jp/ |
