健康増進、ウエルビーイングへの取り組みが保険業界で活発化している。こうした取り組みの一環として、ＲＩＺＡＰ（ライザップ）の健康管理サービスを組み合わせた企業向け保険があらたにスタートする。法人向けの、従業員がけがや病気で働けないときに長期にわたって所得を補償するＧＬＴＤ（団体長期障害所得補償保険）に組み合わせ、ＲＩＺＡＰ専属トレーナーが従業員の健康管理をアドバイスし、就業不能になるリスクを下げるのが狙いだ。

　損保ジャパンとＲＩＺＡＰが、損保ジャパンが提供するＧＬＴＤ（団体長期障害所得補償保険）の被保険者を対象として、ＲＩＺＡＰの「なりたい自分になるためのカラダづくり体験サービス」を新設し、２０２４年１２月２日から提供を開始するものだ。

　すでにＳＯＭＰＯホールディングスとＲＩＺＡＰグループは、両社が掲げる「誰もがウェルビーイングを実感できる社会の実現」に向けた資本業務提携契約を２０２４年６月７日に締結している。ＳＯＭＰＯホールディングスは保険・介護事業等を通じて培った強固な顧客基盤・販売網を有し、安心・安全・健康に資する保険商品やサービスをグループで提供している。また、ＲＩＺＡＰグループは健康増進ソリューションを強みにフィットネスや医療連携サービスを提供している。

　今回の体験サービスの追加を通じて日常の健康維持を促すとともに、万が一の際はＧＬＴＤで補償を提供することで、就業不能リスクに対し一気通貫の支援を行う。

　「なりたい自分になるためのカラダづくり体験サービス」は、ＧＬＴＤの被保険者を対象として、ＲＩＺＡＰグループがＳＯＭＰＯオリジナルプランとして「食事・運動アドバイス＋パーソナルトレーニング体験」（全国のＲＩＺＡＰ店舗で対面、または自宅などオンラインでのサービス利用が可能）を無料で提供するものだ。

　サービス利用者は、食事や体に関する悩みについてのカウンセリング、悩みに合わせたパーソナルトレーニングを体験できる。トレーニングの効果を実感することで、効率のよい運動方法の理解を深めることができる。このサービスを通じて、顧客のなりたい姿や健康的な日々をおくるための目標に向けた生活リズムの改善、運動習慣の定着を促す。

　今後も損保ジャパンの各種保険やサービスに、ＲＩＺＡＰグループが有する健康支援・行動変容につながるプログラムを掛け合わせた新商品および新サービスの研究開発を予定している、とするとともに、顧客の安心・安全だけでなく、健康・ウェルビーイングにもつながる価値を提供する「つなぐ・つながる」損保会社への進化を目指し、「誰もがウェルビーイングを実感できる社会の実現」に貢献していく、としている。

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