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深読み・生保商品考察(77)女性向け医療保険の動向
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2025年09月02日
【商品分析】
「女性保険」などの名称で、医療保険に女性特有の疾患に対する保障を付帯した商品がある。今回はこれらの商品の現状について深掘りする。 この商品の特徴は基本的に、女性特有の疾患などで入院した際に『入院給付金日額が上乗せとなる』タイプの商品のことを意味している。また近年は女性特有の疾患で手術給付金が上乗せとなったり、まとまった額の保障がある商品も増えている。 ▽入院給付金が上乗せとなる主な疾患 まずは、入院日額が上乗せとなる場合の対象となる疾患について。 女性特有の疾患である子宮筋腫や乳腺炎などの他、妊娠出産にかかわる病気、また女性に多いとされるバセドウ病やメニエール病、多発性硬化症、自己免疫性肝炎などの疾患、そして、すべてのがんなども対象となる。 *アフラックの女性疾患入院給付金の支払い対象の疾患の例 https://aflacjp.my.site.com/qa/s/article/advertising0693 ▽女性疾患の手術給付金が上乗せとなる商品の特徴 続いて手術給付金の上乗せがある商品の特徴は次の通り。 ・乳房手術・乳房再建術・子宮手術・卵巣手術・その他の女性疾患手術の時に手術給付金が上乗せとなる。 ・とくに乳房再建術は入院日額の100倍など、比較的高額保障。 ・特定の女性疾患による入院一時金、放射線治療給付金、不妊治療給付金、などの保障がある商品もある。 ▽女性保険に入ってよかったとの声が多い理由 実は「入っておいてよかった」との声が一番多いと感じるのが、この女性向け医療保険である。個人的にも、加入しておく方がいい保険の第一位だと感じている(個人の感想)。 その理由の一つ目として、まずは帝王切開手術が増えたことがある。 分娩件数は年々減少しているのに対し、帝王切開の割合は増加しており、令和5年の時点で23.0%と、約4.4人に1人が帝王切開で出産している。(過去20年で見ると比率は約2倍に増加) 医療技術の進歩により帝王切開が「安全な出産方法」と認識されるようになったことに加え、出産年齢の高齢化、不妊治療後の妊娠の増加、そして高リスク妊娠(前置胎盤・多胎妊娠・妊娠高血圧症など) が増えていることが理由として挙げられる。 二つ目として、女性に多い「がん」の第一位である「乳がん」の罹患率のピークは40歳代頃、また「子宮がん」や「卵巣がん」は50歳代頃と、女性のがんのリスクは、40歳前後から50歳代頃に高まることも、理由である。他のがんでは、年齢と共に罹患率が上がるのに対して、女性特有のがんは40代50代と早い時期に罹患の確率が高まる。 ▽女性向け医療保険の比較 最後に、5商品をピックアップして女性疾患保障の違いを見ると、入院日額の上乗せ内容などの他、特定の手術の上乗せの内容も、各社微妙に異なっている。なお「倍率」については入院日額に対するものである。 【乳房手術】入院日額の30~50倍。がんの手術のみとしているところや、切除術のみとしているところ、その他の乳房手術も含め対象とするところなど、違いがある。 【乳房再生術】:各社とも100倍と高額。 【子宮・卵巣手術】30~50倍。摘出術のみとする場合や、がん手術のみとする場合などの違いがある。 *商品比較表はこちら 以上、参考にして頂ければと思う。 (inswatch 発行人) |
